【雑記】だから僕はForza Horizon 6をやめた。 ~ 痛車BAN騒動と改善しない不具合
2026年9月、大人気AAAタイトルのレーシングゲーム「Forza Horizon 6」にて、痛車リバリーを作成しているユーザーを中心に大量にBANされる自体が発生した。その光景を見て、自分は見切りをつけることにした。放置されている不具合、Xboxクラウドの規制、それに伴う負担増…そして今後の危険性。「FH6から撤退する」という選択を取った理由を解説していく。
人気タイトルで大騒動。そのきっかけ
ここ数日、Xなどでとある人気ゲームが話題になっている。
オープンワールドのレーシングゲーム「Forza Horizon 6」である。
まずはこのゲームでの騒動を最初に説明する。
まずは騒動の詳細を簡潔に要約
2026年9月24日現在、Xや公式コミュニティなどで騒ぎになっている事案をまとめる。
痛車のデザインをしていたユーザーが「デバイスBAN」に。
騒動が始まったのは、2026年9月19日のこと。
公式コミュニティやSNS上は騒然となった。
FH6上で、主に「痛車」をデザインしていたプレイヤーが、大量の「行動規約違反」のメッセージの末、一番重い処分である「デバイスBAN」を受けたという報告が相次いだ。
しかも、数人、数十人ではない。一気に多数のプレイヤーが、である。
デバイスBANとは?
BAN(違法行為に対する処置)は多数あるが、聞き馴染みがない方が多いだろう。自分もこの騒動で初めてその存在を知った。
この措置はすなわち、今回の場合は「ユーザーが使用している特定のPCやXboxコンソールからのアクセスを遮断する」というものである。
通常、PC・ゲームコンソール・スマートフォンなどには、固有の番号などのIDが割り振られている。
例えばWindowsであれば「デバイスID」「プロダクトID」、iPhoneであれば「シリアル番号」などだ。
その「固有の番号」をもとにして、対象ユーザーの所有するゲーム機やPCからのゲームプレイを不可能にする措置である。
デバイスに割り振られたIDを換えるには、「物理的に換える」のが最も確実だ。
Windowsで表示されるデバイスIDは「OSのクリーンインストール」や「Sysprepの実行」で変わるが、「同一のハードウェアであることを認識する仕組み」が不明なため、回避方法としての効果は限定的だと思われる。
また、マシンやハードウェアIDを変更しても、「アクセスする回線のリモートホストやIPアドレス」、そして当然「XboxやSteamなどのゲームプラットフォームのユーザーアカウント」なども参照する可能性があるため、完全に回避するには「ハードを換え、回線業者を変えるかGoogle/CloudflareなどのDNSを介して、アカウントを作り直し、ソフトも買い直してゲームを完全にやり直す」のが確実と思われる。
痛車デザイナーのみならず、「フォトモードで痛車が写っているユーザー」まで対象に?
注意:不正確な情報の可能性あり
これらのBAN騒動に巻き込まれたのは、デザイナーだけではないことが数時間後に明らかになった。
なんと、痛車をデザインしていないのに、「フォトモードで撮影した痛車」を検知してBANされたという報告まで上がってきた。
これが事実ならば、これでいよいよBANの標的は「痛車デザイナー」から「見かけた痛車を撮影した一般ユーザー」にまで広がったことになる。
運営側によって「未公開・未完成」のリバリーまで”検閲”された報告も
注意:不正確な情報の可能性あり
更に衝撃的な報告も飛び込んだ。
BANされたユーザーが問い合わせをしたところ、「未共有・作成中のデザインやバイナルを確認してBANをした」と返答が返ってきたという。このポスト者はクリエイター本人ではないため情報の確度は不明瞭だが、これがもし事実なら「検閲」そのものである。
Steamレビューに異変。「非常に好評」から「賛否両論」へ2段階落ち。
これらの問題の波紋は予想外の広がりを見せた。
Steamのレビューのうち、直近および日本国内のレビューが「非常に好評」から「賛否両論」へと一気に滑り落ちた。
なお全世界レビューは依然「非常に好評」を堅持しているが、いつまで保つかはわからない。

これは痛車デザイナーだけの声ではないと推測される。
Forza Horizonに限らず、この手のレースゲームで痛車を作るのは工数がかなりかかる。
一般のプレイヤーはそんな面倒なことはしない。共有リバリーを引っ張ってくるか、精々推しの色を配色するのが精々だ。
恐らく一番数が出ているであろうプラットフォームであるSteamの「購入者のみ」が書けるレビューでこのような事態が起きている。
これは、「一般ユーザーからの反感」も多分に含まれている可能性が高い。
以上、ここまで騒動をまとめた。
ここからは自分の話しになる。今回の騒動がついにFH6をやめるきっかけになったのだが、それまでの顛末をつらつらと書き連ねていく。
クラウドゲーミングで「身近に遊べるAAAタイトル」だったFH6
自分がこのゲームを知ったのは、おそらく発売される直前か、直後くらいだったと思う。
このゲームは、舞台が「日本」で、しかも「外国から見たステロタイプ」を遥かに超越した作り込みだった。
軽トラ、新幹線、住宅街、実在する都市のオマージュ・・・惹かれるには十分だった。
2026年5月にリリースされてから、SNSや動画サイトなどのUGC(ユーザーが作る投稿やコンテンツ)プラットフォームは一気に盛り上がった。
Xでのスクリーンショットやプレイ動画、VTuberやストリーマーなどによる配信、攻略動画、そして車のデザイン。とにかく一時期はそれ一色だった。
自分もやってみたいが、スペックとゲームの価格がネックとなっていた。
そんな中、友人から「Xbox Game Passを使用すればクラウドでプレイできる」ことを聞いた。
すぐさまカードを切って、Ultimateプランで事実上初めてのレースゲームの世界へ飛び込んだ。
このPCパーツが高騰するご時世、FH6を遊ぶPCを用意するなら40万円は必要になる。
その中で月1,550円で遊び放題。なんと素晴らしいことか。

楽しさの裏で不満も抱えながら、プレイ時間はゆうに600時間を超えた。
改善されない不具合、作られる疎外感
このXbox Cloud Gamingというシステム、触れたときは「最高!」と思ったが、まず最初にある事に気づいた。
設定で触っても反映されない「単位バグ」
Cloud Gamingインスタンス内で起動するFH6には、「単位バグ」が潜んでいた。
「単位バグ」とは、設定画面でエンジン出力を「PS」に設定しても、それが反映されず「kW」のままになる、というものだった。
少しばかりTwitchで配信している最中にkWからPSに変換している姿を見た視聴者から、コメントで「設定から変更できますよ」と声をかけていただいたが、クラウド版は変更ができないのだ。
この不具合は最も頭を抱えていた。
そのコメントや返信を3回目か4回目くらいに見た時に少しピキったほどだ。
なお、後述するクラウドゲーミング制限の対策のために「GeForce NOW」を契約し、その中でFH6を実行したところ、WindowsのインスタンスのためかPS表示になった。
しばらく実行すると、Xbox版でPS表示が反映されるのだが、逆にPSのまま固定されてしまい、逆にkWに戻せなくなってしまうのだ。
おそらく変えたらあまり触らない項目ではあると思うが、「単位を変えられない」こと自体が問題だ。
なお、この不具合はおそらく全言語共通で、ヤード・ポンド法を用いるアメリカ英語に切り替えても、特定の単位に固定されてしまう。
この不具合は、9月に入っても直っていない。
コンボイで招待を貰っても入れない、公開にしてもらうと弊害も
これもクラウド特有だろうが、「招待のみ」のコンボイに招待されて入ろうとしても入れない不具合がある。
ある日、シーズンが変わる日(つまりイベント初日)に、コンボイに入れてもらおうと思い、公式コミュニティで声をかけた。
だが、Xboxアプリ上で招待を承諾しても、コンボイに一向に入れない。
承諾時の選択肢が2項目あるのだが、そのまま承諾(おそらくローカル用)するとクラウド内のゲームが再起動するのみ。
「ストリーミング」で承諾しても、コンボイに入れる気配は一向になし。
しょうがないのでレースでの参戦は一旦諦めた。1/4泣きになりながら最後の写真撮影だけ参加した。
その際に「公開」にしてもらって、こちらからサーチをかけて入場はできたが、今度は野良が乱入するという弊害が生じた。
後日に同様のトラブルに悩む方に声をかけられたので検証したところ、プライベートのコンボイのみの不具合のようで、一旦公開にすると招待は承諾される。
ただ、野良が入る前に「招待のみ」などにし、侵入を防ぐ必要がある。
この不具合は再検証の機会を失ったが、直ったかどうかは期待できない。
衝撃の「月15時間制限」というクラウドユーザーを失望させた発表
とはいえ、無制限でXboxをクラウドから借りて遊べたという恩恵は大きかった。
そんな中、衝撃が走るニュースが飛び込んだ。
その内容を見た瞬間、背筋が凍った。
なんと、自分が加入していたUltimateプランで「月15時間」という制限。
30日で割ると、1日30分。
正直この手のオープンワールドは適当に遊んでも1時間や2時間は簡単に使うので、そんな時間枠で足りるはずがないのだ。
月15時間の理由を個人的に推測してみる
この発表内容が「3500円程度のGeForce NOWの最上位プランと同じ価格水準に上げて、プレイ上限もGFNと同じ月100時間」なら、「まあ今までが安すぎたな」と納得もいく。
そんな選択肢もあっただろうに、価格維持で月15時間は悪手といえる。
というか元々Windowsを開発・販売している企業でAzureという使える基盤を持っているのに、何故わざわざXboxをねじ込んでいるのか。
コンソール限定タイトルなどもあるとはいえ、Xbox一辺倒ではなく、汎用のパーツも使えるWindowsのインスタンスを用意するとか、もう少し柔軟に対応できなかったのか。
実際、競合サービスのGeForce NOWの中身はWindowsだ。
そして「月100時間」というキャップを先駆けて設けていた。
個人的には、NVIDIAより動きが硬く、そして後手後手になってしまったのが、この極端な制限の原因だと思う。「遅きに失した」結果がこれだと推測する。
最後の一押し:4ヵ月にわたって繰り広げられた「ユーザー軽視」の集大成
これらに振り回されながら、GeForce NOWも契約し、引き続きゲームを楽しんでいた。
島野山や箱根七曲でスコアを出すにはどうしたらいいか試行錯誤していた時に、この騒動は起こった。
これが潜在的に不満を抱えていた中での「決め手」になってしまった。
先述した不具合2件は、フォーラムにもサポートにも報告した。
クラウドゲーミングの制限に備えて、先んじてGeForce NOWを契約した。
しかし、FH6を遊ぶにはGFN単体では足りないことが発覚し、Ultimateを再契約した。
2つのサービスの管理と、今までの倍の出費が確定した。
「ゲーミングに耐えうるPC・Xbox・PS5(未発売)のいずれかを購入する」のも視野に入れていた。
しかし、先般の騒動で、張り詰めていた糸はついに切れた。
2つの不具合は、「解決済み」として処理された。単位バグは解決していない。
クラウドゲーミングの大幅な制限で、自身のカードに1つ余計な請求が増えた。
自分が報告した不具合だけではない。日本語ローカライズにも難がある。
自分は遭遇したことがなかったが、プレイ中に文字化けダイアログのエラーが出る事例が多数報告されている。
だが、それらはリリースから4ヵ月経っても解決されない。
それよりも、Playground Gamesは、
痛車に関わった全てのユーザーを焼き払うことにリソースを割くことを選んだ。
推し球団の要素を入れていたリバリーすらも難癖をつけられ、BANされかねない。
「プレイしているだけでリスクになりうるゲーム」を遊ぶのに、2つの有料サービスに加入なんて冗談じゃない。
自分は公式コミュニティに一言残し、去った。
ただ、2つの有料サービスは未だに継続している。
現在はプランをPC onlyにし、Motorsportのほうを遊んでいる。FH5も少し手を出すかもしれない。
この2つは安くなったら購入して、そのタイミングでXboxのほうを切ろうと思っている。
もしくは、スマホゲーからSteamに移植される「Car Parking Multiplayer 2(CPM2)」の出来次第で、PGのゲームから足を洗おうと思っている。
PCの案は練り直して、圧縮した予算でPS5とGT7を買うのも検討している。
FH6は完全に「残務処理」のモードだ。
所有している車両は、オークションで放出するのにも件数上限があるので、ギフトでバラ撒く方向で考えている。
幸運に恵まれて2億ほどのクレジットがあるが、今更オークションで収益を得ても使い所がない。
新規ユーザーに向けて高額車両を大量購入して納屋に押し込んでやろうか。
まとめ:発売初期から今回までの所感
FH6をめぐり、自分は「エンドユーザーからの不具合の放置」と「企業主導の大量BAN」を見て、こう思った。
「エンドユーザーを軽視し、それ以外のステークホルダー(株主や活動家)を向いて行動しているのではないか?」
もう長く書き連ねたのでここでは改めて書かない。改善も期待していない。
現在の課金継続も、代替といえるタイトルがないので仕方なくだ。
生憎PS5を手に入れるのは、この調子で高騰すれば日本語版が値上げされたあたりになりそうだ。
〆に書く言葉は生憎思い浮かばない。
ただ一言、愚行をやらかしたPlayground Gamesと、ついでにクラウドを改悪したMicrosoft。
このFH6の盛り上がりを台無しにした「水差し野郎」2社に対して一言。
クソが。
以上。

コメント