生成AI利用表明マーク

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利用表明マークセット(GBAM21NC.zip) 206KB

内容物

  • 「AIがつくりました(NC-01)」ターコイズ背景
  • 「AIが手伝いました(NC-02)」オレンジ背景
  • 各種ロゴ白背景・背景透過

使用対象

このマークは、以下を対象にしています。

  • 音楽・動画・画像などの創作物
  • 創作・非創作を問わない文章
  • プログラムのソースコードやバイナリファイル等、技術的な成果物や資料
  • そのほか、生成AIを用いて作られた成果物および制作途上のデータすべて

ライセンス・利用規約

  • 非商用、および各種動画共有・配信サイトでの商用化(個人による商用利用)は自由に使用可能です。
  • 以下の利用の場合は、商用利用ライセンスが必要です。
    • 法人・団体の動画・配信サイトによる商用利用
    • 個人・組織を問わず、印刷物の有償頒布や収益化されたWebサイトでの使用
    • X(旧Twitter)の収益化プログラム

詳しくは、マーク利用規約をお読みください。

マークを作った理由

生成AIの広がりと諸問題


近年、「生成AI」が非常に急成長しています。

「ChatGPT」「Gemini」をはじめとした生成AIサービスは、今やただのチャットツールだけでなく、画像・動画・コード等のコンテンツの生成など、多機能化しています。

コンテンツ生成や処理に長けた「用途特化」のAIツールもリリースされ、盛り上がりを見せています。

しかし、そんな生成AIに対し、批判や忌避感を顕著に示す方々も勿論います。

責任を持ち、倫理的な使い方をしていれば生成AIツールというのは便利なものです。

しかし、

「AIへの依存」「AIツールによる出力物を検証せずに使用する」「ディープフェイクや知的財産権の侵害」 など、問題は山積しています。

クリエイティブ分野での批判や忌避


あくまで私の肌感覚ではあるのですが、生成AIツールに対する忌避感や批判の声が大きいのが、

「イラストレーターやそのファン層」 であると感じました。

その背景には主に以下の事例があります。

  • 有名イラストレーターの絵を学習したモデルの使用による著作権侵害
  • 大手AIツールによって、有名漫画家の模倣イラストの出力が可能となった問題
  • 生成AIツールで出力されたイラストの『自作発言』、ツール使用の成果物を自主制作と誤認させる行為
  • 生成AIの使用を明記せずに画像を濫用する行為
  • 自主制作をしているイラストレーターに対する生成AIツール乱用者のリスペクトの欠如がみられる発言

など、様々な要因があります。

身近で起きた、批判の声が生んだ萎縮


私がマークを作ろうと思ったきっかけは、X(旧Twitter)でのイラスト生成に関する論争の広がり・・・だけではありません。

本格的に動いたきっかけは、私の長い付き合いの友人が生成AIツールを駆使し、自身の所有している物や撮影した風景の写真を組み合わせ、イラストを生成していました。

その出力されたイラストは、「ただプロンプトを適当に叩いて出すだけ」のものではなく、自身の写真の使用とそれに合わせたプロンプティングなど、その友人なりの創意工夫や使用方法の理解がないと成り立たないものでした。

しかしその友人から、「生成AIイラストを嫌う人が多いので公開しない」 という連絡が来ました。

私は、「使ったことを明記すればいい。それが責任のある使い方だし、それに対してお気持ちで封じられるのは違う」 と説得をしました。

私のごく身近で起こったこの事案は、モラルのないユーザーによって引き起こされた事例で批判が強まったことによる「萎縮」ととらえました。

AIを使ったら胸を張って言うための一助として


先述しましたが、私は、「生成AIを使用したなら、それをはっきり明示すべき」 と考えています。

そもそも生成AIツールは、適切で明確な指示を出したうえで、それをツール使用者が検証することが前提です。

生成AIは人間が使用するツールであり、それらによって起きる諸問題はユーザーによって引き起こされるものだと考えています。

しかし、残念ながら問題が起きた時に、「道具」に責任転嫁をする流れは収まる気配がありません。

これは先端技術からちょっと便利な道具まで、「問題が起きたらそれ自体が使えなくなる」 という空気感を醸成します。

このマークは、その「ちょっと便利な道具」である生成AIを使用した場合、「使って出来たものだよ!!」と宣言し、

ファンやユーザーなどに、「生成AIを使用した成果物」という前提条件を与える一助として作りました。

その前提条件があることによって、生成AIの「性能」「可能性」「限界」などを雑談のタネにしたり、議論する機会が生まれる可能性もあります。

利用規約に書いてある上に先述していることをさらに念押ししますが、

個人の非営利利用、または動画・配信サイトのプラットフォームでの収益化の範囲は自由に使用できます。

もしあなたが生成AIを使って何かを成し遂げた時は、このマークを使ってください。

できればクレジット表記やWebサイトの案内もしていただけると嬉しいです。